若者に向上心がないのはなぜか
テレビなんかで騒がれている
「最近の若者は向上心がない」
「成り上がろう、って気持ちがない」
その答えを22歳男が提示します。
簡単に言うと
「夢がないから」です。
たとえば、「今時の若者は」という発言をする方々の世代は、おそらくたくさん同年代がいて、たくさん稼いで銀行に預けると金利で毎年2%以上金利がついた時代の人たちではありませんか?
今の「若者」は「諦め」ているんです。
金利が何%もついた時代は、出世して、お金たくさんためたら金利で食べていける、老後は年金をもらって、貯金でたくさん楽しいことをして…
今の時代でそれは可能ですか?
金利はどんどん下がり、労働年数はどんどん伸び、楽しいことができるはずの「老後」は短くなり、年金は減額されていく。
「昔は」未来に希望があった。
そのために頑張っていませんでしたか?
大きいお家、車、家族。
会社に長く勤め給料は上がり続ける、定年後も退職金がたくさんもらえて、年金と退職金で生活は安定。
今の「世代」からすると、家も車も家族も、リスクでしかないんです。
給料は上がらず、仕事は増え、税金も増え…
つまりは「お先真っ暗」なんです。
今の「若者」はいままで数十年。
日本が今よりよくなる未来、を見れずにここまで来たんです。
今よりよくしよう!と「向上心」を持ちにくい環境だということは、まず、理解していただきたいです。
なので、せめて「今くらい」楽しく生活させてほしい。
「今が良ければ」をずっとつづければ「先」も楽しく過ごせるのでは?
という思考パターンなんだと思います。
もちろん、みんながみんなではありません。
安定収入、出世を夢見てる人もいます。
「昔」と変わったのは、「人生」を考えたとき、安定しにくい世界で生きていく道を考えたときに、様々な答えが出てきて、「人生」が多様化したんだと思います。
ただ、「明日」を見て生きている人より「今日」を楽しくいきる人の方が増えた、ということです。
最後に、
私は来月、4年正社員で働き、11か月契約社員で勤務した会社を退職します。
次、働く場所は今より給料も少ないでしょうし、しばらくは正社員で働くつもりはありません。
それでも、今より、次の職場で、アルバイトのほうが「今より」楽しくいきられるかもしれないから。