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なぜトルコリラが下がると日経平均もさがる

トルコリラが下がると日経平均もさがる。

それはなぜか?

「トルコの通貨の価値が下がっても日本関係なくね?」

これには為替が関係しています。

為替というのは勉強しようとするとながくなるので簡単にしますが、まず円高、円安を学ばなければなりません。

身近な円とドルで説明すると

円高とは
(例)1ドル110円→100円
それまで1ドルでを110円と交換できていたのに、1ドルでは100円としか交換できない、円の価値が高くなった状態

・円安とは
(例)1ドル100円→110円
それまで1ドルでは100としか交換できなかったのに、1ドルで110円と交換できる、円の価値が下がった状態。

こうして、外国通貨(世界中)と国内通貨の交換をすることを外国為替取引といい、通貨の価値の相場為替相場といいます。

最近話題のトルコリラ(トルコの通貨)の為替相場が急落した、というのは
トルコリラ(国内として)の相場が下がり、諸外国(世界中)の通貨の価値が上がっている(分散しているためそれによる影響は小さい)

しかし、世界中の為替相場を見たとき、相場が安定している国があります。みなさんよく知っている国です。


そう、日本なんです。


トルコ人トルコリラ急落する!」
投資家「ヤバイ!トルコリラ売って、円を買って資産を守らねば!」

外国のニュースに注目しなければいけないのはこういうことがあるからなんです。

トランプ大統領とヒラリーさんの大統領選のときに円の価値が爆上がりしたのもこのせいです。

円が買われる→円の価値が上がる


すると、輸出企業の業績が下がるんです。

(例)1ドル110円時

外国にポテチを1ドルで一袋売ると110円の利益が出た。

しかし

1ドル100円時
外国にポテチを1ドルで一袋売っても100円しか利益がでない。


会社はその1億倍くらいの利益を出してるわけですから、この例で言うと、1ドル110円から100円になって、年間110億売上があった会社なら、単純に10億円売上が下がるということなんです。


『つまり、円高になる→輸出企業の株価下落→日経平均も下がるということになるんです。




え?輸入企業の場合、上の例だと10億円儲かるからとんとんになるはずだって??


たしかに輸入企業や、鉄道(インフラ系)や日用品を扱う会社には影響が出にくい、むしろ有利に働く。


しかし、忘れてはいけないのが


ここが日本である


ということである。

日本には世界中見渡してわかるとおり、「資源がなかった」のだ。


つまり、日本は材料(資源)を輸入し、加工し、加工製品を輸出することで利益を出して成長した(高度経済成長)ひとつの大きな会社なんです。

そういった背景もあり、日経平均に採用されている会社は輸出企業が多いので、為替の影響が大きく出るんです。

つまり、輸出企業が大半をしめているうちは、為替の影響が大きくで続ける。

不安のある大統領選挙や経済危機、ギリシャショックのような事が今後起これば、また、日経平均は大きく影響を受けるでしょう。

今のトルコのように。
そのうちトルコショックとよばれるのでしょうか。。